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管理人の体験談などを織り交ぜながら
書いていきます。
ある日、小学校の裏門を出た所で、オジサンが「ヤドカリ」を売りにきていました。しばらく覗いた後、足早に帰宅し、50円玉を握りしめて、猛ダッシュで戻り、ヤドカリさんを手に入れました。
再びの帰宅後、古いアルミ容器に入れて眺めていました。が、一向にヤドカリ君は殻から出てきません。
父(自営業なので家にいました)に「どうやったら出てくるやろ?」と聞くと、「暗い所に置いたら出るやろ」とのこと。で、しばらくの間、考えた私・・・「そうや!これや!」小学校5年生が思いついたのは、自分の脇にヤドカリ君を挟むことでした。まるで体温計を挟むようにして、そっとヤドカリ君を挟みました。しばらくして、少しムズムズしたかと思うと「?!」「ヒェー!イターッ!!!」
脇に強烈な痛みを覚えた瞬間でした。脇をハサミで挟まれたのです。脇にハサミでぶら下がったヤドカリ君。後にも先にも、ヤドカリに脇を挟まれた小学生は、私以外には いなさそうです。
筆者が中学生の頃、魚釣りが好きな父が錦鯉を釣ってきました。多分、飼われていた池から増水で川に逃げ出したのかな思います。3匹の錦鯉、40cm位はあったように覚えています。父はすぐに水槽を購入してきました。中央の面にほんの少し(1cmほど)キズのある、ステンレス枠の75cmのガラス水槽でした。今思えば、3匹の鯉には少し小さかったのか数日で☆になりました。その後、父は知り合いから数匹の「グッピー」をもらってきたのです。そのグッピーが泳ぐ姿を見てから・・・
私の熱帯魚人生が始まったのです。
それではここから、私の魚飼育遍歴について書いていきます。
グッピーは熱帯魚飼育の入門魚としては、最適な魚です。
かつて「グッピーに始まりグッピーに終わる(by 和泉克雄 氏」という言葉がありました。
「丈夫」で「飼い易く」「キレイ」なので人気があります。また、卵胎生ということで、親と同じ形で産まれてくるので、そのような点で、初心者に人気があります。また、熱帯魚遍歴を重ねた人が再びグッピーに戻ってくる、と言われるのは、交配によって新しい品種を生み出せる可能性があるからだと思います。
ちなみに、最近人気の「めだか」も次々と改良品種が作出され、その数が1,000種類にも及ぶと言われています。ただ、固定されている数はそれ程多くはないと思われます。
グッピーも色々な品種がありますが、どれから飼育したらいいのか迷うところです。産卵箱や隠れ家用の水草があれば、どんどん稚魚が殖えていくので、最初は、固定された1品種を飼育することをお勧めします。異なる品種を同居飼育して、交雑種を育てる楽しみもありますが、長くグッピーを楽しみたい方には、1品種から始めるのがよいかと思います。
それでは、どのような品種があるのか、お勧めの品種は?ということになります。
筆者の好みをお伝えすると、「ドイツイエロータキシード」をお勧めします。
お勧めの理由は、まず「丈夫」で「見栄え」がすることです。固定された品種ですが、突然変異や隠れた遺伝子が発現して、思いもよらない新しい個体を得ることもあり、グッピー飼育の奥深さを感じることができます。
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グッピー飼育に慣れてくると、稚魚がどんどん殖えて水槽がグッピーだらけになってしまうことがあります。自然界では弱い稚魚などが外敵等に襲われる等、自然環境の元で一定の数を保っています。水槽飼育では人間の保護下にあるので、どんどん数が増えていく事態も考えられます。グッピーを単独飼育していて、数が増えた過ぎた場合は、産卵箱の使用を止めたり、水草を間引きして少なくする等、飼育環境を変えることで増えすぎをおさえることができます。また、ネオンテトラなど比較的おとなしい魚を同居させることでも、増えすぎを防止することもできます。
飼育に慣れてきて、水槽の数を増やせる人は、1品種にとどまらず新たな品種を導入したくなるものです。
少し飼育の難易度がアップしますが、アルビノタイプのグッピーをご紹介します。視力が弱いのでエサをガツガツ食べる感じではないのですが、1回のエサを少量にし、与える回数を増やすなど丁寧なエサの与え方をすると、それ程難しい品種ではないと思います。アルビノタイプの独特な姿は、上品で一味違う印象があります。
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グッピーを飼い始めてから、近所の熱帯魚店に通うようになりました。お店に行っては色々と物色し、最初に買ってきたのは、「ネオンテトラ」でした。
数匹を買ってきました。この魚は牧野信司さんが世界で初めて人工繁殖に成功された魚です。
カラシン目カラシン科の魚で体調3~4cmになります。市販の人工飼料で飼育できます。飼育に適した水温は26度です。飼育初期に罹患する白点病は、塩浴(塩を投入)や、水温を徐々に(1日に1度ほど)上げていき28~30度くらいで、数日~1週間ほど経過すれば回復していきます。詳しい事は後々書いていきます。
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中学2年生の頃、熱帯魚ブームの渦中でした。グッピーとネオンテトラ、次に目をつけたのが「ジャックデンプシー」でした。まだ3~4cmくらいの可愛い姿に1匹だけ衝動買いしました。多分50円位だったと思います。
今ではやってはいけない混泳でした。買ってきたジャックデンプシー(アメリカの有名なボクサーの名前を冠した魚です)は、当初、グッピーやネオンテトラに混ざって大人しく泳いでいました。
毎日水槽を覗いていたのですが、しばらくして、毎日のようにネオンテトラが少なくなっていくのです。「あれ?数え間違いかな?」
そんな訳がありません。ジャック(以後、デンプシーは省略します)はというと、毎日あげるエサ(テトラミン)に段々と見向きもしなくなるのですが、何故かお腹がプックリしているのです。そしていよいよネオンテトラが1匹になった頃「これは、もしかして?!」と思ったのでした。
ジャック、食欲不振なのに日に日に大きくなってきてる。
さすがに鈍感な私でさえ「ネオンが消えている・・・食欲不振のジャックが大きくなっている・・・」ということで、ようやく気がつきました。「ジャックがネオンを食べたんや」
というわけで、グッピーと肉食性のシクリッド(和名カワスズメ:スズキ目)の混泳が不可能だということを知りました。その後のことはあまり覚えていませんが、何故か父がミルワーム(自家製)をちょこちょこ与えていたのを覚えています。多分、人馴れするのも面白かったのだと思います。
ミルワームについては、実家が米屋だったので、精米機械の米ヌカのタンクに国産のものが繁殖していたのです。それを釣り好きな父が本能的に「これなら食べるやろ」と勝手に与えていたのでした。
知らないうちに75cm水槽にはジャックだけが泳ぐようになりました。
大きくなると30cmくらいになります。最近では改良種のメタリックブルーの品種も流通しています。
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この種の魚は、とても人なつこいのですが、グッピーやネオンテトラなどの小型魚を食べてしまうので仕切り板(セパレーター)で隔離しました。ジャックはコーナーフィルターの下に隠れてしまい、敷いていた大磯砂(今では貴重品)を掘り返して、まるで巣を作ったかのように居座りました。
というわけで、一つの水槽が相部屋のようになりました。その後、飽き性の私(アクアリストは飽き性の人が多いらしいです)は、はっきり覚えていないのですが、行きつけの熱帯魚店に引き取ってもらったように思います。
ジャックデンプシーがきっかけでシクリッドに興味を持ち、お店で見つけた違う種類のシクリッドの「おチビちゃんの軍団」に魅了され、またまた、1匹50円のおチビさん魚を連れて帰ったのです。
それは当時「アストロ」と言われた、今で言う「オスカー」でした。友人に見せると正式名の「アストロノータス オセレイタス」という名前(学名)が面白かったらしく、ずっと口ずさんでいました。
というわけで、このアストロ君を皮切りにどんどん「シクリッド」にハマっていったのです。
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シクリッドにはまった後も他の魚種、カラシンなども好きで小さい水槽で「モンクフォーシャ」の繁殖を試みたこともありました。45cm水槽にピートモスを敷き詰めて数匹のモンクフォーシャを投入しました。結果的には産卵を見られなかったのです。
ちなみに、ピラニアもカラシン目の魚です。
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このことに懲りずに、今度はシクリッドの「セベラム」の繁殖に挑戦しました。
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数匹の稚魚を購入して育てましたが、結局うまくいきませんでした。
次は同じくシクリッドのブルーアカラに挑戦しました。10匹の若魚を購入し、育てましたが結局うまくいきませんでした。
現在、他のシクリッドと同様、原種のブルーアカラは中々見当たらないようです。
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以上は、中学生の頃の経験です。今更ながらですが、勉強不足で行ったことが失敗の原因だったと思います。
そうこうしているうちに高校生~(予備校生)~大学生~社会人になり、結婚後も懲りずにシクリッドの繁殖にトライしていました。
それまでは南米産のシクリッドでしたが、アフリカのシクリッドにも挑戦しました。
当時はアーリーという呼び名で扱われていました。
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この魚については、ペアリング~産卵に成功し稚魚を得ることができました。といっても魚がするのを手伝っただけですが。この魚は、産卵後の卵をすぐにオスが口にくわえ、2週間ほどエサを食べずに口内で保持します。口の中で孵化し稚魚になってもしばらくの間は、口の中で育てるのです。
私は産卵を確認した後、2週間ほど経過した後、そっとオスを塩化ビニール製のパイプに取り込み、口にくわえた卵を取り出し、人工孵化させました。数回の孵化で120匹ほどの稚魚を得ることができました。が、1度だけ失敗しました。2週間を目安にして卵を取り出そうとしていたのですが、当日にオスを確保したら、卵は口の中には無くなっていました。一日の差でオスが食べていたのです。2週間も絶食していたのですから、そういうこともあるのですね。ちなみに、孵化した稚魚はオス:メスの比率はオス:メス=1:5でした。アルカリ性でよく育った水草のバルテリーとよく似合いました。
ちなみに、この魚の故郷はアフリカのマラウイ湖で、適水温度は22度ほどで、南米のシクリッドより低いのです。水質もややアルカリ側で南米の魚が弱酸性のPH7以下なのに比べ、PH7超えが適した水質です。
この頃、原産地が西アフリカのコンゴ河のジュエルフィッシュを繁殖させました。この魚は水質は中性前後と飼育については簡単でした。数匹を飼育していて、ペアらしき2匹を60m水槽に隔離飼育していたら、産卵→孵化し、ほぼ全ての稚魚が無事に育ちました。とても綺麗な魚ですが、気性が荒く成長するに連れてテリトリー争いを廻ってケンカをし出すので、その前に某熱帯魚店に引き取ってもらいました。ペアまたは単独飼育するのが無難です。
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次にトライした魚は「ディスカス」です。
飼育したことのなかった魚でしたが、いきなりペアを買ってきました(高かったです)。 予備水槽に貯め水(ピートモス入り)をして、毎日、水の総入れ替えをしていました。 (ヒーターで水温30度まで上げてました・・・電気代が高すぎて奥さんに叱られました)。
ペアは順調に産卵し、孵化から無事に稚魚が誕生しました。稚魚は順調に大きくなっていきましたが、最初の関門=500円玉の大きさの手前で、稚魚がエラを産卵等などの突起した物にこすり付けだしたのです。いわゆるエラ病でした。魚病薬を使えばよかったのですが、行きつけの店で「ニンニク」を使ったら?というアドバイスを受け、すりおろしたニンニクを絞って水槽に投入しました。結果は、親と稚魚ともに☆になりました。しっかりしたスキルのないまま繁殖に挑戦したことを後悔しました。
ディスカスは、ちゃんとした知識をもっていれば、飼育・繁殖は、それ程難しくないと思います。どの魚もそうですが、魚に応じた飼育環境を準備することはもちろんですが、飼育後しばらくすると魚の方も、ある程度飼育者にペースを合わせてくれるような気がします。基本的な水換えや水質維持は必要ですが。
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いきなりの繁殖失敗にも懲りずに、今度は5~6匹の稚魚を育てて、またまた繁殖に挑戦しました。が、順調に成長したもののペアを得ることはできませんでした。ということで、ディスカスの繁殖は結局失敗に終わりました。
また機会があればトライしたいと思います。
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